つらい、からこそ輝く人生

30代の男が考えてることを前向きに書いてます。

PMDDのパートナーに対する処世術①

一億総活躍とTVで言われて久しく。

私の職場も活力が旺盛な方が多いので、なんとなく個人がやりたいことにチャレンジしていく流れだよなー、と感じています。

 

そんな前向きなムーブメントとは裏腹に、あんまり知られてないであろうPMDDであるパートナーに対してどうやったらうまく立ち振る舞えるかを書きたい。どうしても。

 

 

★そもそもPMDDって?

 

<Wikipediaより引用>

月経前不快気分障害(げっけいまえふかいきぶんしようがい 英称:Premenstrual Dysphoric Disorder:PMDD)は、正常な月経前症候群PMS)と比較して、より精神症状が重いものをいう。イライラ、変わりやすい気分、不安といった精神症状、また睡眠や食欲に変化がある精神障害である[1]。

 

中略

 

以下のような症状の特徴がある[3]。

悲しみ、絶望感、時に自殺念慮
緊張感、不安感
パニック発作
焦燥感、動揺、涙もろくなる
イライラ、怒り、対人的衝突
集中力低下
疲労
食欲増進
過眠または不眠
自分を制御できない感じ

 

<引用ここまで>

 

普通の月経というものが男性の私には残念ながら分からないけれども、PMDDの症状なら1発で判別する自信がある。それだけPMDDは別格である。

 

僕のパートナーは上の症状が全部あてはまる。それも半端じゃないほどに。

 

普段ならなんでもないことでもちょっとしたことで一気に気持ちが振り切れて憔悴してしまう。という感じ。

 

①扉の開け方がうるさいとか何でもいいんだけど、まずキレる。人格否定まで入ってくることは当たり前。

 

②その後に昂った気持ちから自分の身体を叩き始めたりする。全力で。

 

③で、その後にダウナーに入って死にたいと言い始める。

 

④膝を突き合わせて話し合うことでだんだん収まっていき、ごめんねと言われて一件落着。

 

ざっとこんな感じで2時間くらいかかるのがザラですかね。月に一回は少なくともやってきます。

 

最初は面食らって理解出来なかったけど、ホルモンバランスによる崩れが原因であって、パートナーが心の底から思ってるわけではないので、この場面になったら儀式だと思って割り切ってます。

 

この症状と出会ってから5年くらいでしょうか。やっと本題の立ち振る舞いにお話しします。

 

★そういう自然現象だと割り切ってこちらの感情を極力全て捨てて反論しない。

 

僕はこれが一番大事だと思っています。パートナーが晒されている状態は尋常ではないので本心ではない言葉がポンポン出てきます。こっちの都合はお構いなしに人の心を抉り取って、その傷痕に粗塩をガンガン塗り込んできますが、気にしてはいません。柳に風。暖簾に腕押しでのらりくらりです。

 

※というか気にしてるとキリがありませんし、特に女性は口が立ちますから、世の多くの男性陣が対抗するのはムダだと思います。※

 

何故ならば、その時のパートナーは完全に別人格だからです。普段思ってるけど言えないことを言ってるわけではないのです。完全に別人と捉えているので、その人に何か反論しようという気持ちを持ちません。一緒に暮らしているの人は普段のパートナーですから。

 

むしろ助けて欲しくて、辛くてしょうがないことを分かって欲しくて全部をさらけ出しているのです。職場とか他の人の前じゃできないですから、こんなこと。

 

だから、どんなにひどいと思われる言葉を言われても、こちらは感情的に言葉を返しません。「そうか」とうなずいたり、次の言葉が出てくるの促したり、待ちます。あとチャンスがあればごめんねを挟んで、あなたは悪くないということを随所にちりばめます。

 

一種のデトックスに付き合ってると思ってます。なんであれ時間の問題だからですね。

 

★むしろ感情表現してくれることに感謝する。

 

さて、ひどいことを言われたら当然こちらは凹みます。僕もびっくりするくらい凹んで翌日の会社休みたくなることがしょっちゅうです。

 

そこで、俯瞰的な視野に立つことを意識します。前にも触れましたが、この症状を曝け出せる状況にあるということは、パートナーは僕に頼っているのです。「助けてくれ」、「どうにかしてくれ」という魂の咆哮な訳です。

 

実はこの時間は大切なパートナーが苦しんで、自分に助けを求めている。という状況なのだと思っています。

 

※断言していますが、これはうちの家庭の場合です。でも他の方でも多分そうなはず※

 

であるならば、「助けてほしいとよく言ってれた。」と思っています。。僕はいつもこれを心に強く思って話します。

 

表面の態度と本心は裏腹なことが多いです。特に長く続く夫婦生活において、苦しいときこそ手を取り合うべきですし、ここで逃げると誰も助けられる人がいなくなるという本当に辛い状況になりますので、感謝の気持ちを持って接しています。

 

 

長くなったので、今日はここまでにして次回につづきます。