脳内虐待したっていいじゃない、今日を生きれれば。
今年の頭に育休を取り、5か月ほど4人家族で過ごしました。
パンデミックの影響で仕事はリモートも取り入れつつの復帰となりました。
去年の年末、ちょうど育休を取得する準備をしていた時に、僕は自分に「時間が経てば解決できるはず、大丈夫。」と自分に言い聞かせていました。
妻は子供に少し手上げてしまったことに深く傷つき、「このままいくと殺してしまうかもしれない。」と僕にSOSを出してくれたタイミングでもありました。
とにかく家庭内のコトについて、目の前の出来事を穏便に済ます。それ以外の仕事とかなんちゃらはすべて完全に放り投げてしまいました。社会人としてはNGの行動も数多くやってしまいました。毎日が不安と罪悪感でいっぱいでした。
「本当に妻の体調は快方に向かうのか?」
「仕事へ戻っても同僚や上司から何か言われないだろうか?」
「仕事に戻ったら妻はまた元に戻ってしまわないか?反動で症状がさらにひどくなってしまわないか?」
「そもそもつまにこれだけ苦労をかけている自分の働き方が悪いんだ。」
現時点で解決できたことというのはほぼないのですが、幸いなことに妻の体調はピルと運動と子供の成長(特に睡眠時間の安定)のおかげで少なくとも子供に対して大爆発することは無くなってきました。
育休とパンデミックの影響で僕も子供過ごす時間は圧倒的に増えました。時間が増えることで僕が子供や妻にイライラすることも増えましたし、妻と口論することもありました。
そして、この一年で僕は妻や子供を脳内で虐待することがとても増えました。
実際にはやらないわけですが、自分の気持ちを整理するために積極的にやっていると思います。
言葉起こしたくないことばかりをイメージします。頭の中では感情の赴くままに自分を炸裂させています。
そして、イメージしたものが実際に起こってしまったらと想像しなおすと、少し冷静になって、今目の前で起こっていることに少し落ち着いて対処できる気がするんです。
少なくとも今イメージしていた最悪の事態が起きてしまうことと比べれば、今から僕がとる態度「ムスッとするとか、黙るとか、ちょっと反論する」程度のことで起こりうる影響範囲なんてたかが知れてます。たぶん、ご飯食べるのが遅くなったり、今日はお風呂に入れない。とかそんなレベルです。笑
育休と復職、さらに在宅勤務で子供がいて集中できない環境での仕事を通じて、清く正しくいようなんて無理だと悟りました。
崇高な教育をすべく子供に接するなんてむり、怖い顔して接してしまうくらいなら一緒にYoutube観て、げらげら笑ったほうが楽しい。
仕事を完璧にこなすのもむりなので、テキトーに抜きつつ家事やって子供と遊ぶ。
正直、会社員としてはレベル下がったなって思ってます。でもそれは自分ではとても選べない道でした。もし会社員として給与とかやりたいことを追求していたら、最悪家庭はバラバラだったと思います。物理的になのか、精神的になのかはわかりませんが、とにかく一生を添い遂げられる家族にならなかったであろうことは確かです。
仕事 と 家庭
って言うけれど、50%ずつできる時期なんてほぼないと思うんです。特に家庭以外でも他のことを持っている場合でも同じで、比重はその時その時で変わるはずなんです。
その日暮らし と 計画立てた暮らし
どっちも素敵です。どっちも素敵だと学びました。大事なのは一時の感情に任せて極端な破滅的な行動をとらないことです。どん底の時もある、良い時もある。それでも人生は続くのだから、いつ日か良くなる/悪くなる。
今日も脳内虐待しちゃったな。まあ、でも子供も妻もすやすや寝てるから今日はこれでいっか。でいいじゃないですか。
また明日もあるんだから。