若手の人でうつっぽいなならもっと頑張るしかない。
数年前に新卒で入った会社の業務の中で、仕事ができないことをきっかけに自己嫌悪と直属の先輩との折りが合わずに職場にいづらくなり、だんだん出社をサボるようになって、やがては逃げるように転職し、その後の数年間から今までに手痛いしっぺ返しを食らった僕が過去の自分と似たような境遇の人に言いたいことは、
目の前の壁から逃げるな。そこで懸命に戦え。
それでもできないなら、できないことを受け入れて、その場にいながら今は他のことに目と頭と耳を向けろ。
だから今すぐには逃げるな。
となります。ああ、当時の自分に言ってあげたい。
少し自分を客観的に見れるようになったので、当時を振り返ると、
- 先輩の自分への当たりが強いように感じ、だんだん怖くなってきて心が弱っていた。
- 少しずつ本格的な業務になってきたが、興味もなければ、齧り付いて勉強する根性もなかったので知らないことが出てくるとすぐテンパる。
- 無意味な残業を繰り返していて、帰って寝てすぐ会社で、土日も付き合いたての彼女がいて、1人で自省する時間が取れてない。
- そのくせプライドは一人前。
- 何か専門性のある知識やスキルは当然ない。
こんな感じだと思います。
それでも自己を正当化するので、『これだけ頑張っているのだから褒められたい。』という気持ちはむくむくと大きくなる一方で現実はそうでないので、そのギャップに耐えきれなくなっていたのが当時でしょうか。
残念ながらそんな人が転職してもキャリアアップはできないのです。年収は確実に下がる選択肢しかないし、その後に奮起しても背負ったビハインドを覆すには相当の熱量が必要です。
僕はまさに今、あの時辞めずにいろんな部署に移動したり、他の経験を自分のために積めば良かったと思うのです。
なぜか。
それは日本企業であれば、大小問わず大抵同じだからです。人も業務も業績も。
あなたがどこの会社に行っても、日本企業なら多くは日本人と接するのです。だから、あなたが今悩んでいることは必ず同じ人やことが出てきます。
同じ悩みにぶつかり続けるといつか分かります。
これは逃れられないのだと。
なぜなら、自分のスキルではここでしか生きていけないのだからと。
全て自分が選択した結果なのです。
だとしたら今よりも給料がよく、福利厚生がしっかりしているところで今自分に割り振られている仕事を半ば放棄してでも、その地位だけは確保して、自分の好きなことや興味のあることを勉強して自分で生きていける力を貯める選択ができたはず。
『なに言ってんですか。今の業務量は自分が捌かないとまずいんです。そもそもそんなことできるはずないでしょう。』
目標達成が、上司や同僚の目が、評価が、給料が。
でも、それがどこまで大切なんでしょうか。
会社は僕を守ってくれやしない。上司も同僚も仕事のつながりがあるから毎日会っているだけ。本当のあなたに興味がある人はあなただけなんです。
僕はこの選択ができなかった。
こんな惨めな思いをした職場からは早く逃げ出して、リセットしたかった。
でも、1から仕事をやり直す間に僕の年齢は上がります。家庭の時間が圧倒的に増えて、自分だけの時間なんて取れなくなった。
転職前に想定していたことなんて何一つうまく行かなかった。
それはすべて、自分の能力が足りていないから。
外に目を向けずに自己正当に走っていたから。
だから、僕は変えることにしました。
昨日の自分より1つでも良い自分になるのだと。
時間も金も体力も言い訳しない。出来ることをやる。増やしていく。
身近なことですが、二年くらい筋トレを続けてきました。がっしりしてきましたが、目を見張るほどではないです。
でも周りからの見られ方が変わってきました。継続できるなんて凄いね。教えてよ。と。
大したことはしてない、ただの筋トレでも続ければなんとなく良くなります。
今は肌に合わない職場も続けるだけでいいことはあるはずです。すぐに逃げ出さなくても日本企業はクビにはしてきません。思いっきり社内から嫌われてもいいじゃないですか。どうせ仕事が変われば関係ないのですから。
自分のために生きるべきです。損せずに。
そういうことをすると回り回って自分に返ってくるぞ。とスピリチュアルアタックをされそうですがそれも余計なお節介です。
地球規模で考えたら、あなたも私もチリ同然です。いずれ死にます。他の人の人生や、まして会社のために生きる理由はないのです。
人の痛みを緩和することやなくす事は偉大だと思います。ただそれは、やらされることではありません。あなたがやりたいからやるべきことです。
人に多少迷惑かけてでも自分らしい人生を歩むべきです。どうせチリです。大したことありません。
だから、自分のためにだけ頑張りましょう。
今日は以上です。
お読みいただきましてありがとうございました。