つらい、からこそ輝く人生

30代の男が考えてることを前向きに書いてます。

PMDDで育児は10ヶ月目くらいまでが勝負だった。

 

今日は今尚答えは出ない、きっとあと数年しないと分からないことだけど今の考えを残しておきたくて書きます。

 

私のパートナーはPMDDに苦しめられております。人格がとても攻撃的になり、かつ自己肯定感がとても下がってしまうのです。

 

一緒に暮らし始めてから毎月そのタイミングが来るわけですが、最近はなんだか落ち着いてきました。

 

いや、正確にはその兆候はあるのですが自分でそれを爆発しないようにうまくコントロール出来ているようなのです。これは革命です。僕としてはこれは一生お付き合いしていくレベルのことだと思っていたので、こんなに早いタイミングで、そして子育てしながらなのにこんなことあるのか。と疑問でいっぱいな状態です。

 

パートナーが去年末くらいからやっていることは、基本的には健康的な生活ということをベースに、自己肯定感を高められることをできる範囲でやるということ。そして、これくらいできて当然、と思うことの範囲を狭められたことが大きいのかしらと思います。

 

健康的な生活は12時には寝ること、三食きちんと食べること、昼寝をとること、体型を良くするための筋トレ、勉強。こんな感じです。

 

去年の6月から年末までは上の睡眠時間が取れなかったことが症状を悪化させていたのかなと今は思います。

 

その時と比べると今はかなり1日のリズムができていて、かつ続けることで心身ともに健康になっていくサイクルが出来上がってきました。一つ一つをちょっとずつ進んでは戻ってを繰り返しながら、でも続けることができたからこその今があると思います。

 

パートナーはPMDDの症状が出てくる時期は寝つきが悪く、眠りも浅くなるので子供の小さな呻き声に目が覚め、そのまま寝れない、朝が来る。と最悪なサイクルを余儀なくされていました。じゃあ、声が聞こえなくなるように子供と寝る部屋を変えるということは出来ませんでした。

 

生後半年以内でしたから、授乳もありましたし何よりそういうことをしてしまっていいのか。という悩みがあったからかと思います。

 

とにかく寝れなかった。これはホルモンバランスを崩す最大の要因だと僕もそばで見ていてハッキリと感じました。寝れないとマジで次の日何もできない。どころか悪化するだけ。

 

年明けからは僕も育休に入れたので、徐々に生活サイクルを整えられるように、唯一僕ができる身体的負荷がかかるものを極力やるようにしました。

 

下の子は夜中が1時間から2時間に30分くらい。抱っこが伴うものだったので、まずこれをやります。ただこれはパートナーの抱っこの負担を減らずだけであって、呻き声だけで目が覚めてしまって、寝付けなくなるのはあまり変わらなかったです。やらないよりはマシだけど、根本的には子供が夜泣きせずに夜通し寝れるまで成長を待つしかない、という感じでした。

 

ちなみに部屋を真っ暗にして一条の光も入らなくした部屋でしたが、即時的で劇的な効果は見られませんでした。ちょっとマシになった?うーん、あんま変わってないよなってなもんです。個人差ですかね。

 

そして、子供が10ヶ月になるくらいからようやく夜泣きせずに寝てくれる日が増えてきました。

 

でも、日中だって大問題なんです。

 

上の子は2歳です。言葉も話せるのでパートナーに対して起きてから寝るまでずーっと話しかけています。僕にあまり来ないのが辛い。。

 

この話かけられ続けられるはとんでもな苦行です。1日だけじゃない、数ヶ月以上は続くことが確定していて、かつ終わりは見えないんですから永遠に続くかのような錯覚を覚えます。

 

夜寝れない→日中は話かけられるから自分で思考する時間がない→自分のやりたいことがあるけど子供から離れるのは難しい、泣かれるから→1日経っても自分のことは何一つ出来ず、ただボロボロにされる→夜寝れない

 

このコンビネーションは厄介でした。でしたと言っているのである程度はこの状況から抜けました。

 

どうやったのか。

我が家は時が過ぎるのを待つしかなったです。ただ耐えた、耐え抜いたと言いたくなるほどの経験でした。

 

どうにかパートナーが1人になる時間を作りたくて、公園に連れて行ったり、抱っこしたりしてましたが、ぼくも精神的に参る寸前かも、まで持ってかれました。

 

辛かった。とにかく。

楽しいこともありました、でも圧倒的に辛い思い出が多いです。

 

不思議とここ1ヶ月で急に落ち着いてきたんです。上の子はある程度聞き分けが良くなり、下の子は日中1人遊びが増えてきて、2人でTVを静かに観れるようになったこと。夜も抱っこしないと寝付かなかったのが、横に転がしておけば自然と寝れて、夜泣きも全くしなくなったこと。

 

これらが気がつかないうちにちょっとずつできるようになってきて、そのお陰でぼくとパートナーも時間的、肉体的な余裕が出てきて、夜寝れて、日中元気になる。子供と距離を取れる時間が少し出てきて自分のことができるようになってきた。

 

と、良いサイクルが生まれてきました。

 

 

育休に入った当初はとても大変でした。子供はアンコントロール、パートナーは参ってしまっている状態でしたから。

 

ここまで事態を進行させた自分が情けなかったです。

 

2人の子供をみるのは1人ではとても難しいのに、パートナーは自分の症状にも苦しめられる二重苦です。見越して行動すべきでした。

 

救いなのはそれでも家族としてしっかり成長できたことだと思います。辛いことも糧にできるくらいまで、ギリギリのラインから復活できました。

 

でも、もし僕が育休を取らなかったら。と思うと怖いです。きっと家族が壊れていたと本気で思います。

 

もし、この記事を読んでくださっていて、パートナーや周りの方にPMDDに苦しんでいる方がいらっしゃったら是非寄り添う時間を最大限取るようにしてください。自分の時間は全て投げ合ってでもです、それだけの価値があり、かつ緊急度の高いことだからです。

 

永遠に続くことというのは無いわけで、育児もPMDDも適切なアプローチを一定時間かけることで悪化することは防げるんではないかと思っています。

 

劇的に良くなることは期待せず、緩やかに過ごせることが第一かと思います。

 

我が家は10ヶ月くらいで第一波は過ぎましたが、この後どうなるかはさっぱりです。

 

今日は以上です。

お読みいただきありがとうございました。